
難聴だからこそ
気持ちに寄り添う
言語聴覚士になりたい

言語聴覚士になれるのかな?

言語聴覚士になれるか?
気持ち次第です。
ただし、難聴ゆえ
克服が必要となる壁が
いくつかあります。
どのように克服するか。
言語聴覚士の働き方を
経験をふまえて紹介していきます。
この記事でわかること
難聴では言語聴覚士は無理?
私は身体障害者手帳6級を持つ両耳高度難聴で普段は補聴器を装用してます。普段は難聴であることを気づかれることは少ないですが…言語聴覚士になる直前より難聴になり、言語聴覚士を目指す際に情報が少なく悩みました。少しでもチカラになれたらと思いこの記事にて具体的に紹介していきます。
言語聴覚士は【話す】【聴く】【食べる】の専門家として子供〜大人までのリハビリを行う医療従事者です。【聴く】の領域では難聴の治療やリハビリテーションに携わります。なので、当事者でもあり、気持ちに寄り添える強みもありますが、実際に難聴でも言語聴覚士になれるのか?気になるところでもあります。
『難聴でも言語聴覚士になれるか?』
A: 言語聴覚士として働けます
言語聴覚士法(平成九年十二月十九日)(法律第百三十二号)の第四条に
「三 心身の障害により言語聴覚士の業務を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの(平一三法八七・旧第五条繰上・一部改正)」
と規定されていますが、
「障害者等に係る欠格事由の適正化等を図るための医師法等の一部を改正する法律の施行について〔保健師助産師看護師法〕(平成13年7月13日)(/医政発第754号/医薬発第765号/)」 により、障害者に係る絶対的欠格事由の相対的欠格事由への見直しがはかられています。
言語聴覚士の場合は
でなければ欠格事由とはならないです。
わかりやすく言うと仕事においてコミュニケーションを行うことができれば欠格事項に該当しないです。
言語聴覚士になる方法
難聴でも言語聴覚士になるためにどのような壁があり、それを克服すべきにはどのような対応や手続きが必要かを具体的に紹介したいと思います。私が言語聴覚士免許を取得した10年前の内容であり、現在はもう少し状況が良くなっている可能性もあります。参考までにご覧下さい。
上記がクリアできることが必要です。

どのように①〜③をクリアできるのか経験をふまえて紹介していきます。
克服すべき壁①
言語聴覚士養成学校の方針、先生により考えは様々です。私の卒業した学校は、難聴で言語聴覚士は否定的でした。
『日本語の音が弁別できない』
『聴診器が使えない』
等の理由で、入学許可は頂いたが2年間肩身狭く過ごしました。

どのようにクリアして卒業できたのか…。
実際の経験をお伝えしていきます。
⏩️口形を代償的に使い弁別
⏩️ 電子聴診器を使用
で指摘されたことをクリアして無事卒業しています。今は、理解してくださる先生が増えていることを願っています。
克服すべき壁②
国家資格受験時は配慮が可能です。私は難聴に対する配慮は必要無く一般で受験しました。受験する時点で問い合わせをすると言語聴覚士国家試験は
↑のような案内があり
申告により配慮してくださるようです。
克服すべき壁③
国家試験合格後は、必ず免許申請が必要です。免許申請は厚生労働省が対応しています。免許申請時に診断書を全員提出する必要があります。その診断書に難聴であること、代償手段等の詳細の記載をかかりつけ医師に 記入頂き提出します。この診断書が免許申請可否となります。
診断書は言語聴覚士免許申請書類のなかに指定のものがありそちらを利用し医師に作成して頂きます。
診断書作成はもちろん、難聴を担当する耳鼻咽喉科の医師に記載を依頼します。

言語聴覚士として実際に働いて…かれこれ10年以上になったが経験をふまえて紹介させて頂きます。
言語聴覚士として働く
言語聴覚士免許の取得は、ゴールでは無く言語聴覚士になるためのスタートです。言語聴覚士としてどのように働けるか?経験をふまえてお話させて頂きます。
一つの症状であり、その向き合い方、生き方は様々です。
難聴の方のコミュニケーション方法は、
●手話を主言語とする方
●人工内耳を活用し音声で話す方
●補聴器を活用し音声で話す方
●口形読みを使い音声理解をされる方
●筆談される方…
いろんな方法があります。たくさんの方にお会いしましたが、それぞれに想いがあり、コミュニケーションを行うにあたり、多くの方が努力され気持ちを理解、伝える技術が長けていて、自身の未熟さを感じることもありました。
難聴ゆえできないでは無く、活躍されている医療従事者もたくさんおられます。
以下、私が言語聴覚士として働いている現状に関してお話することは、ノンフィクションではありますが、この生き方が正しい道というわけでは無く、山あり谷あり…迷いながら悩みながらも続く道を紹介させて頂きます。
就職活動
実際に行ったこと『履歴書で伝える』履歴書作成時に記載しました。
●身体障害者手帳を所持していること
●仕事を行うなかでの対応方法
【電子聴診器を所持している】
また、面接時にも正直に現状を話しました。就職活動の経験として難聴を理由に不採用となったことはありません。(私自身の経験不足やニーズの不一致で不採用はあります)
面接時に報告する際は緊張しますが明らかに表情が変わる、態度が変わる面接官はほとんどいませんでした。
なので、正直に申告したうえで、自分自身がどのように対策すると働けるかを具体的に話しアピールしました。
働く職場
『職場によって働きやすさはバラバラ』
難聴に限らず、職場の人間関係等で様々ですが…難聴ゆえの働きやすさは、コミュニケーションをストレス無くとれるかだと思います。大勢の職場は
●遠くから呼ばれる
●ミーティングが広い場所で行われる
●集団で話す機会が多い
ため、少しストレスではありました。
しかし、言語療法は患者様とセラピストの時間で、2人でコミュニケーションをとるためストレスを感じることが少なかったです。
言語療法を行う
『言語療法は個室で行うことが多い』
特に失語症訓練、言語訓練、構音訓練は静かな部屋で患者様とセラピストマンツーマンで行うためにコミュニケーションは比較的とりやすいです。
最後に…
克服する壁①〜③をクリアすることで、難聴ですが言語聴覚士として働くことができてます。もし、チャレンジすることを迷われていたら… 応援してます。
まとめ
言語聴覚士を目指すにあたり

