言語聴覚士の実習とは?

目指せST
ちくわ
ちくわ

実習が手強い…。

そもそも実習ってなんだろう?

実習は言語聴覚士になるために避けては通れない道です。具体的に説明することで不安が減って欲しいです。

この記事でわかること

□ 言語聴覚士の実習
□ 実習の内容
□ 実習で学ぶこと

言語聴覚士の実習概要

言語聴覚士になるためには

避けては通れない【実習】

専門学校、大学のカリキュラムにより

実際に実習に行く時期、実習期間は

異なります。

①見学実習
②評価実習
③臨床実習

①は学校によって

無い場合もありますが

①見学実習 2週間
②評価実習 1ヶ月
③臨床実習 2ヶ月

にわたり行われます。

この間は…

就労は難しいかもしれません。

社会人の方は働かなくても

生活できる準備をして

臨みたいところです。

どんな場所で、どんなことをするか?を

紹介していきます。

 

見学実習

初めての実習は

言語聴覚士を知る実習

『見学実習』 です。

学校によっては無いところもあります。

 

①どんな場所で実習?

病院or施設にて2週間実施します

病院が比較的多いです。

実習時間は勤務時間内で

8:30〜 15:00もしくは16:00です。

5年目以上の言語聴覚士が

バイザーとなり

直接指導して頂きます。

主に、バイザーの言語療法を見学しますが

言語聴覚士在籍人数が多いと

いろんな言語聴覚士の言語療法を

見学することができます。

 

②実習でどんなことをするか?

主に言語療法の見学がメインです。

実習先によってはバイザーからの

課題が出題されることもあります。

近年は、実習時間内に実施できるよう

配慮されてます。

 

③見学実習の課題

私がバイザーを行っていた際に

提案した課題を紹介します。

実習先により様々なので

異なる場合もあります。

参考程度に紹介させて頂きます。

 

課題① 一日の業務に関する感想

 言語聴覚士の仕事を一日

 見学されたことを

 正直に文字にして頂きました。

 言語療法の内容だけでなく

 言語聴覚士として

 他医療従事者と関わる姿も

 感じて頂きたく一緒に振り返りました。

 実習の緊張疲れもあり

 数分で書ける数行も

 オッケーとしました。

 

課題② 言語療法に関する感想

 言語療法をみた感想を

 具体的に書いて頂きました。

 実際の患者様との言語療法を

 みて感じたことや

 これから言語聴覚士として

 どんな仕事がしたいかを

 整理し考えるきっかけに

 して頂きました。

 

見学実習まとめ

見学実習で得ることは

実際に働く言語聴覚士と

一緒に行動して頂きます。

病院での見学実習は言語療法だけでなく

看護師、理学療法士、作業療法士、医師… 

いろんな職種との連携をしているところも

みて頂きたいところです。

また、実習先によっては

バイザーの言語聴覚士だけでなく

言語聴覚士として勤務経験2年目以上の

言語聴覚士とも行動をともにし

言語療法の様子などを

見学することもあります。

 

評価実習

次に言語療法に取り組むための実習

『評価実習』 があります。

 

①どんな場所で実習?

見学実習と同じく

病院or施設にて1ヶ月実施します

病院が比較的多いです。

実習時間は勤務時間内で

8:30〜 15:00もしくは16:00です。

5年目以上の言語聴覚士が

バイザーとなり

直接指導して頂きます。

 

②実習でどんなことをするか?

この実習の目的は

『言語療法プログラムを立案できるよう

評価方法を取得する』

が主な目的です。

いろんな患者様を見学しながら

一人の患者様に対して

自分でどんな評価方法を考え

評価するところまでが実習となります。

見学実習よりも

評価方法を考えたり、

評価したり等課題は増えます。

以前は自宅に帰り深夜まで

課題を行う日々でしたが、

近日は実習時間内で

完成できるよう配慮されてます。

 

③評価実習の課題

私がバイザーを行っていた際に

提案した課題を紹介します。

実習先により様々なので

異なる場合もあります。

参考程度に紹介します。

課題① 言語療法の内容をまとめる

 実際に見学して頂いた言語療法の流れ

 言語聴覚士と患者様のやりとり

 言語療法時の患者様のアクションや

 患者様の状態など…

 見学時の様子を文字にして頂きます。

 以前は見学した言語療法全てに対して

 この課題がありましたが

 課題に取り組む時間が長時間になり

 負担を伴うため

 最近は一日一件程度になりました。

 

課題② 評価に必要な検査を調べる

 1番重要な課題になります。

 評価にあたり必要な検査を

 考えて頂くため

 どのような検査があるか?

 検査方法に関して

 をしっかり理解して頂きたく

 課題に取り組んで頂きます。

 病院によって、患者様は様々なので

 検査や検査方法は

 見学しながら検討することになります。

 

課題③ 実習の感想

 課題①は実際の様子を

 作成する記録です。

 課題③では感じたことや考察を

 して頂くために実施します。

 言語療法を見学して感じたことを

 文字にして頂きます。

 

評価実習まとめ

評価実習で得ることは

言語療法を見学して

言語聴覚士の仕事を理解して頂きます。

見学実習より言語療法の内容に

更にふみこみ

言語療法を開始するために必要な

評価方法スキルを取得します。

言語療法はどのようにスタートするかを

実習により理解できたら良いです。

 

臨床実習

評価実習の次のステップは

言語療法に取り組む実習

『臨床実習』があります。

 

①どんな場所で実習?

評価実習と同じく

病院or施設にて2ヶ月実施します

病院が比較的多いです。

実習時間は勤務時間内で

8:30〜 15:00もしくは16:00です。

5年目以上の言語聴覚士がバイザーとなり

直接指導して頂きます。

 

②実習でどんなことをするか?

この実習の目的は

『患者様の状態を評価し

言語療法プログラムを作成し

プログラム実施後の再評価を行う』

が主な目的です。

担当する患者様は一人ですが、

いろんな言語聴覚士の言語療法を

見学することもできます。

情報収集、評価方法検討、評価、

プログラム立案

プログラム実施、評価…

言語聴覚士が行う一連の業務を担います。

2ヶ月あるので、2ヶ月後は大きく成長した

自分にあえます。

 

③臨床実習の課題

私が以前勤めていた勤務先の病院で

実施された課題を紹介します。

実習先により様々なので

異なる場合もあります。

参考程度に紹介します。

 

課題① 言語療法の内容をまとめる

 評価実習課題①と

 同様の課題になります。

 見学した言語療法だけでなく

 バイザーのもと主体的に参加した

 言語療法も対象となり

 文章化していきます。

 

課題② 言語療法の方法を調べる

 臨床実習では評価、言語療法、評価を

 バイザーのもと主体的に行うにあたり

 どのような言語療法があるかを

 具体的に調べ、言語療法内容を

 立案して頂きます。

 失語症患者様に対する言語療法は

 課題を作成頂きます。

 

課題③ 症例発表の作成

 見学だけでなくバイザーのもと

 主体的に言語療法を行った報告を

 A4 2枚+パワーポイント作成を行って

 発表する機会を頂きます。

 評価、言語療法の内容、効果、考察を

 実習を行うなかでまとめていきます。

 

臨床実習まとめ

臨床実習で得ることは

言語療法はどのようにスタートし

どのように終了するか?

また、

言語療法はどのような内容を行うか?等を

理解するための実習になります。

バイザー言語聴覚士と相談しながら

患者様の言語療法をスタートします。

●スタート時の評価

●言語療法プログラムの立案

●言語療法を実施

●言語療法の効果

をバイザーのもとで主体的に

行いスキルを取得します。

 

実習体験記

①評価実習

実習先:デイサービス

私の実習先は担任教員と縁がある

言語療法を行うデイサービスでした。

ビルの一室で

失語症の方が、言語療法、描画などをして

一日過ごされていました。

デイサービスとはいえ

入浴、食事サービスは無く

食事はスタッフが

買い出しされていました。

歩行、排泄等は自立されている方であり

失語症訓練を

間近に見学することができました。

失語症検査は

SLTAでは無くWABを使用されていて、

バイザーから

検査内容を教えて頂きました。

 

②臨床実習

実習先:急性期病院

聴覚領域を希望していたので

急性期病院での実習となりました。

聴覚検査はもちろん

小児の発達検査、

嚥下機能のリハビリテーション

高次脳機能の評価…

急性期病院ならではの

様々な言語療法を経験させて頂きました。

 

バイザー体験記

勤務先病院では毎年

何人かの実習生がおられました。

正直…途中離脱される方は

いませんでしたが

やはり、バイザーによって

内容差がでやすいところが難点です。

しかし、

以前より実習先に差が無いよう

学校主体でバイザーに

説明会を実施されているところもあり

安心して取り組める

環境になってきてます。

また、バイザーだけでなく

同職場の言語聴覚士も携わる機会が

増えているため閉塞感も減少してます。

 

最後に…

実習は大変…

そんなイメージが先行していますが

どんなふうに働きたいかを

じっくりと考える時間と思い

過ごして欲しいです。