
実習が手強い…。
そもそも実習ってなんだろう?

実習は言語聴覚士になるために避けては通れない道です。具体的に説明することで不安が減って欲しいです。
この記事でわかること
言語聴覚士の実習概要

言語聴覚士になるためには避けては通れない【実習】専門学校、大学のカリキュラムにより実際に実習に行く時期、実習期間は異なります。
1.見学実習は学校によって無い場合もありますが、実習期間は
で行われます。
この間は…就労は難しいかもしれません。社会人の方は働かなくても、生活できる準備をして臨みたいところです。
どんな場所で、どんなことをするか?を紹介していきます。
見学実習
初めての実習は言語聴覚士を知る実習『見学実習』 です。学校によっては無いところもあります。
どんな場所で見学実習?
病院or施設にて2週間実施しますが、病院が比較的多いです。
実習時間は勤務時間内で8:30〜 15:00もしくは16:00です。
5年目以上の言語聴覚士がバイザーとなり直接指導して頂きます。主に、バイザーの言語療法を見学しますが、言語聴覚士在籍人数が多いといろんな言語聴覚士の言語療法を見学することができます。
見学実習でどんなことをするか?
主に言語療法の見学がメインです。実習先によってはバイザーからの課題が出題されることもあります。近年は、実習時間内に実施できるよう配慮されてます。
見学実習の課題
私がバイザーを行っていた際に提案した課題を紹介します。実習先により様々なので異なる場合もあります。参考程度に紹介させて頂きます。
言語聴覚士の仕事を一日見学されたことを正直に文字にして頂きました。言語療法の内容だけでなく、言語聴覚士として他医療従事者と関わる姿も感じて頂きたく一緒に振り返りました。実習の緊張疲れもあり数分で書ける数行もオッケーとしました。
言語療法をみた感想を具体的に書いて頂きました。実際の患者様との言語療法をみて感じたことやこれから言語聴覚士としてどんな仕事がしたいかを整理し考えるきっかけにして頂きました。
見学実習まとめ

見学実習で得ることは、実際に働く言語聴覚士と一緒に行動して頂きます。病院での見学実習は言語療法だけでなく、看護師、理学療法士、作業療法士、医師… いろんな職種との連携をしているところもみて頂きたいところです。また、実習先によっては、バイザーの言語聴覚士だけでなく言語聴覚士として勤務経験2年目以上の言語聴覚士とも行動をともにし言語療法の様子などを見学することもあります。
評価実習
次に言語療法に取り組むための実習『評価実習』 があります。
どんな場所で評価実習?
見学実習と同じく病院or施設にて1ヶ月実施しますが病院が比較的多いです。実習時間は勤務時間内で8:30〜 15:00もしくは16:00です。5年目以上の言語聴覚士がバイザーとなり直接指導して頂きます。
評価実習でどんなことをするか?
この実習の目的は『言語療法プログラムを立案できるよう評価方法を取得する』が主な目的です。いろんな患者様を見学しながら、一人の患者様に対して、自分でどんな評価方法を考え、評価するところまでが実習となります。見学実習よりも評価方法を考えたり、評価したり等課題は増えます。
以前は自宅に帰り深夜まで課題を行う日々でしたが、近日は実習時間内で完成できるよう配慮されてます。
評価実習の課題
私がバイザーを行っていた際に提案した課題を紹介します。実習先により様々なので異なる場合もあります。参考程度に紹介します。
実際に見学して頂いた言語療法の流れ、言語聴覚士と患者様のやりとり、言語療法時の患者様のアクションや患者様の状態など…見学時の様子を文字にして頂きます。以前は見学した言語療法全てに対してこの課題がありましたが、課題に取り組む時間が長時間になり、負担を伴うため最近は一日一件程度になりました。
1番重要な課題になります。評価にあたり必要な検査を考えて頂くためどのような検査があるか?検査方法に関してをしっかり理解して頂きたく課題に取り組んで頂きます。病院によって、患者様は様々なので検査や検査方法は見学しながら検討することになります。
【課題 言語療法の内容をまとめる】は実際の様子を作成する記録です。【課題 実習の感想】では感じたことや考察をして頂くために実施します。言語療法を見学して感じたことを文字にして頂きます。
評価実習まとめ

評価実習で得ることは、言語療法を見学して言語聴覚士の仕事を理解して頂きます。見学実習より、言語療法の内容に更にふみこみ、言語療法を開始するために必要な評価方法スキルを取得します。言語療法はどのようにスタートするかを実習により、理解できたら良いです。
臨床実習
評価実習の次のステップは言語療法に取り組む実習『臨床実習』があります。
どんな場所で実習?
評価実習と同じく、病院or施設にて2ヶ月実施しますが病院が比較的多いです。実習時間は勤務時間内で8:30〜 15:00もしくは16:00です。5年目以上の言語聴覚士がバイザーとなり直接指導して頂きます。
実習でどんなことをするか?
この実習の目的は『患者様の状態を評価⏩️言語療法プログラムを作成⏩️プログラム実施後の再評価を行う』が主な目的です。担当する患者様は一人ですが、いろんな言語聴覚士の言語療法を見学することもできます。情報収集、評価方法検討、評価、プログラム立案、プログラム実施、評価…言語聴覚士が行う一連の業務を担います。2ヶ月間にわたり実習があるので、2ヶ月後は大きく成長した自分にあえます。
臨床実習の課題
私が以前勤めていた勤務先の病院で実施された課題を紹介します。実習先により様々なので異なる場合もあります。参考程度に紹介します。
評価実習課題と同様の課題になります。見学した言語療法だけでなく、バイザーのもと主体的に参加した言語療法も対象となり文章化していきます。
臨床実習では評価、言語療法、評価をバイザーのもと主体的に行うにあたり、どのような言語療法があるかを具体的に調べ、言語療法内容を立案して頂きます。失語症患者様に対する言語療法は課題を作成頂きます。
見学だけでなくバイザーのもと主体的に言語療法を行った報告をA4 2枚+パワーポイント作成を行って発表する機会を頂きます。評価、言語療法の内容、効果、考察を実習を行うなかでまとめていきます。
臨床実習まとめ

臨床実習で得ることは言語療法はどのようにスタートしどのように終了するか?また、言語療法はどのような内容を行うか?等を理解するための実習になります。バイザー言語聴覚士と相談しながら患者様の言語療法をスタートします。
●スタート時の評価
●言語療法プログラムの立案
●言語療法を実施
●言語療法の効果
をバイザーのもとで主体的に行いスキルを取得します。
実習体験記
評価実習
私の実習先は担任教員と縁がある言語療法を行うデイサービスでした。ビルの一室で失語症の方が、言語療法、描画などをして一日過ごされていました。デイサービスとはいえ入浴、食事サービスは無く食事はスタッフが買い出しされていました。歩行、排泄等は自立されている方であり失語症訓練を間近に見学することができました。失語症検査はSLTAでは無くWABを使用されていて、バイザーから検査内容を教えて頂きました。
臨床実習
聴覚領域を希望していたので急性期病院での実習となりました。聴覚検査はもちろん、小児の発達検査、嚥下機能のリハビリテーション、高次脳機能の評価…急性期病院ならではの様々な言語療法を経験させて頂きました。
バイザー体験記
勤務先病院では毎年、何人かの実習生がおられました。正直…途中離脱される方はいませんでしたが、やはり、バイザーによって内容差がでやすいところが難点です。しかし、以前より実習先に差が無いよう学校主体でバイザーに説明会を実施されているところもあり安心して取り組める環境になってきてます。また、バイザーだけでなく同職場の言語聴覚士も携わる機会が増えているため閉塞感も減少してます。
最後に…
実習は大変…そんなイメージが先行していますが、どんなふうに働きたいかをじっくりと考える時間と思い過ごして欲しいです。
